11/7 詩編31編 「あなたの御手の中で」

 この詩編はルカ福音書に記される主イエスの生涯最後の祈りで6節を用いて以来、特別な意味を持ち、31編は主イエスの受難を注解するものとなりました。また、今、この詩編が苦難や老化で弱さを抱かざるを得ない人々にとっても「私の歌」とされるでしょう。印象に残る言葉として16節の「ふさわしい時」、これは「わたしの時はあなたの御手のうちにあります」とも訳されます。わたしの運命は神の御手の内にある、との意味で、死ぬことと、生きることに属する言葉です。秋、蒔かれた種は芽を出し、時に寒さや強風を体験しつつ、春に花を咲かせるように、人の歩みもまた良い時、悪い時、様々にやってきます。「耐え忍び、主を待ち望む」日々が守られますように。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト伊集院キリスト教会。鹿児島県日置市伊集院町下谷口1520-4にあります。伊集院という町は小さな町ですが、それゆえ、この教会と幼稚園の存在は誰しも知っていると思います。この教会を母体とする伊集院幼稚園、現在の園長さんは青年時代から知っている方でご活躍を嬉しく思います。伊集院の近くにはキリスト教の布教が最初に許可されたという歴史的な場所もあります。祈りの課題は以下です。①教会学校・地区集会の充実。②枕崎伝道所の教会形成を目指して。③幼稚園等の働きによる地域伝道。主任牧師・馬渡 健太郎、協力牧師・麦野 賦

2021年11月04日