10/30 詩編20編 「馬でも戦車でもなく、主の御名を」

 戦いに臨み、王と民が共に祝福を願う「王の歌」。3節は悩んだ箇所。「あなたの供え物をことごとく心に留め」は、「あなた(神)への供え物」ならわかるけど、そうではない。つまり、ここでの「あなた」は「王」であり、王が行う戦争前の祭儀に際し、王の祈りが実現するように民が声と心を併せて祈っているのです。8節は人生の様々な戦いにおいても重要な言葉。「戦車や馬を誇る」(軍備、道具、最新機器)のではなく「主の御名を唱える」(神の声に聴き、まず主をほめたたえる)ことです。6節の「旗を掲げることができるように」、との言葉については国の勢力拡張や植民地支配、一国の経済的利益のための戦争は主イエスによって全く否定されたことを覚えるべきです。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 日本バプテスト連盟「社会福祉事業団連絡協議会」。①差別・抑圧され生き難さを抱える一人ひとりに寄り添うことができる、地域社会の実現に向けて。「心身障碍者施設」「高齢者施設」等運営団体で構成されています。

2021年10月24日