5/5 使徒言行録9章26-31節 「信徒の働きによって」

 「バルナバ」は「慰めの子」という意味。その名の初出は使徒言行録六章で、初代キリスト教会の最初の「執事」として選出されました。バルナバは一信徒ですが、11章で「立派な人物で、聖霊と信仰とに満ちていた」と紹介される人。時にパウロの弁護者として、時に他の教会に遣わされる代表として、パウロは同労者として何度も感謝をもって記しています。また、時にはパウロと対立することもありました。ここにおいて初代教会で多くの信徒が活躍したことが想像できますし、牧師・伝道者の減少が言われていますが、同時に教会を支える信徒の働きも重要なのです。牧師は信徒がいなければ成り立たないし、同労者、協働者である信徒。所沢教会にもたくさんおられることを感謝しています。時折、信徒と牧師を対立的に考えたりする人がいます。牧師はその働きを教会が委託して、牧師となりますし、一般的な言葉で言えば、教会が雇用している職員となります。いずれにしても、牧師と信徒の関係では上下関係はなく、信徒から選出された役員と様々なことを考え決議します。牧師も信徒も何より共通のビジョンを持つ仲間です。

<日本バプテスト連盟加盟教会・伝道所等を覚えての祈り> 須磨伝道所(ユース・ハーベスト・チャーチ)。神戸市須磨区妙法寺トン松4-20にあります。この伝道所(教会)は神戸で1997年(平成9年)に神戸市須磨区で発生した当時14歳の中学生による連続殺傷事件、「神戸連続児童殺傷事件」の発生にショックを受けた谷口牧師が、若い方々の魂のケア、居場所、成長、主の愛を知って歩むことができるように、と特に若い方々を対象に始まった教会です。ご自身の留学体験もあり、英語を教えつつ、また、青少年への伝道を行っています。もちろん、成人の方々や保護者の方々も参加を歓迎しています。その志を知った時、本当に感動しました。このような専門性のある分野を設定して関わる教会もすこしずつですが増えていますね。祈りの課題は以下です。①教会土地建物無事取得感謝。②地域の小中高生への伝道と教育。③大人の求道者の救い。牧師・谷口 明法

 

2021年05月02日